しわ・たるみ・ほうれい線

メスを使わないリフトアップ治療HIFU

・たるみ治療

最近ではより低侵襲の治療が好まれるようになり、リフトアップの分野でも切開、糸リフトに続く治療として超音波を用いたHIFUという治療が登場してきました。
ハイフとは高密度焦点照射式超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound)の頭文字をとった略語です。
強力な超音波を皮膚表面にダメージを与えないように、ターゲットとなる皮下組織に焦点を合わせて照射することで、メスを用いずともたるみの原因となる皮下脂肪や顔の筋肉の表面(SMAS筋膜)を加熱しリフトアップ効果を発揮します。

・ハイフの原理

ハイフでは点状の熱によるたんぱく質収縮がリフトアップの原理となります。
ハイフは皮膚表面から決まった深さのところに超音波のエネルギーが集まります。
集まったエネルギーの熱で、たんぱく質変性を起こさせます。
たんぱく質は熱が加わると、きゅっと縮む特性があるので、このたんぱく質の縮みを利用して、リフトアップ効果を出しています。
ハイフは、基本的に「ドット状(点状)」に照射していきますが、このドットにも秘密があります。
点状に照射することで、組織の回復を早くすることができるのです。筋膜全体に熱を与えてしまうとダウンタイムも長引きますし、熱によって縮ませるだけでは、リフトアップ効果は大きく出すことができません。
筋膜に与えた熱ダメージから、正常に回復する必要があるのです。
正常に回復させる過程でコラーゲン組織の生成を促し、リフトアップ効果、たるみ予防効果を最大限発揮していきます。
ハイフの原理は、「点状照射」の熱エネルギーによるたんぱく質の収縮と、組織の回復が肝なのです。
当院での最新のウルトラフォーマーMPTでは、この点状照射をさらに進化させた線状照射(ライナー照射)も可能になっており、部位によって使い分けることにより従来では成しえなかったリフトアップ効果を実現しております。

・ハイフの痛みやダウンタイム、副作用

ハイフは施術中に皮膚の奥でピリピリとした痛みがあります。
やせている方ほど、痛みが感じやすくまた照射部位によっても痛みは違います。
皮膚が薄いところのほうが傷みはでやすい傾向があります。
お顔でいうと、頬はある程度皮膚が厚いので、痛みが弱いです。
銀歯がある方は響く感じがあるともいわれます。
出力をあげると、痛みも増しますが、効果も期待できます。
ただし、過剰すぎる出力は、浮腫みや火傷の原因になりますのでバランスが大事です。
適切な出力と適切な部位がHIFUの効果を最大限に引き出します。
ここでクリニックによる技術力の差が出てきます。
M BEAUTY CLINICでは、厳しい院内研修をクリアした研修熟練の看護師が施術をします。また一度クリアした後でも定期的に技術の向上のため、医師看護師を交えた技術研修会を行っております。

・HIFUの効果実感について

治療直後から加熱硬化によるリフトアップ効果が得られます。
またその後お肌とその奥で、自分自身のコラーゲンが作られていくので効果の高まりが得られます。
一番効果を感じられるのは1~2か月後になります。
また3か月~半年ごとに定期的に行うことがおススメです。
HIFUと気になる部位にはヒアルロン酸の注入などコンビネーション治療もおすすめになります。

・医療HIFUとエステHIFUについて

ハイフの名を持つ施術は、医療機関である美容クリニックやエステ専門店で受けることができます。
しかし、ハイフは患者様の顔に熱を加えて(使い方を間違えると害にもなる侵襲的な行為)リフトアップをさせる完全な医療行為です。
本来医療行為は医療機関でのみ施術が可能ですが、エステ店では出力を下げて、本来医療器具であるハイフを、エステ仕様の美容マシンとしてしようしています。
エステでは医師看護師といった専門職を雇わずに安い費用でメニューが提供できますが、そもそもの出力が非常に弱く、また万が一トラブルがあった際にも何も対応ができません。
エステでのハイフは医師法にも違反する可能性が十分ありますので、ぜひ信頼できる美容クリニックで受けられてください。
M BEAUTY CLINICでは、医師が常駐し、出力も高く効果も認められている最新のウルトラフォーマーMPTを使用していますので、即効性と持続性を感じることができます。
効果を十二分に実感したい方は美容クリニックでの治療がおすすめです。

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